2010年10月30日土曜日

泥だんごワークショップ(第1日目)

本日、泥だんごづくりのワークショップ(第1日目)でした。題して「土から生まれるタカラモノ ~光れ!わたしの泥だんご~」。10名の方にご参加いただきました。

まずは簡単な自己紹介をゲーム形式でしてもらってリラックス。せっかく美術館に来たのだからと展覧会を担当学芸員の解説付きで見てもらった後、、、


今回のために「えふょんず」メンバー(当館の総合案内と図書室司書による特別チーム)が渾身の力でつくりあげたオリジナル紙芝居「土から生まれるものがたり」を披露しました。


あまりのクオリティの高さに、鑑賞会をしばし。

これらが、とびっきりの泥だんごをつくるための、いわば特別レッスンとなります。効果のほどはいざ知らず。笑

そして、いよいよ当館が建つ須崎公園へ。


こんなかんじで、みんな黙々。とても美術館のワークショップには見えませんね。そのうち、見知らぬ者同士に交流も生まれ、、、


「どうよ?ぼくの?」「わたしのだって、なかなかよ!」ってかんじ。年齢差をこえたおともだち誕生?

さて、明日2日目はいよいよ磨き作業に入ります。果たしてみんなの泥だんごは光ってくれるのでしょうか?


「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その15

今回は、展覧会 担当学芸員のお気に入りをご紹介します。

どんな小石原焼(もしくは小鹿田焼)かと思いきや、なんでしょう、かわいらしい磁器のカップです。

担当としてそれはまずいんじゃないか?、と問いただしたら、「いえ、展覧会は小石原焼と小鹿田焼をとおして、やきものや自然のいとおしさを伝えるものなので、私は私のいとおしさをお見せればいいのです」と返事がきました。

なるほど。では、見せていただきましょう。

≪竹口浩司さんのお気に入り≫

「2年前、はじめて金沢を訪れたときに、どこかの雑貨屋さんで求めた磁器のカップです。澄んだ磁器の肌に愛嬌のある線文。潔いのか、それとも単にゆるいのか。気になって福岡につれて帰ってきて、使うたびに「ああ、金沢愉しかったなあ」と夫婦でうっとりしています。」


旅の思い出にやきもの。定番ですが、やはりいいものですね。


みなさんもお気に入りのうつわをどしどし投稿ください。

***

関連展示「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」
毎朝コーヒーを飲むカップ、旅の思い出に買ったお皿、捨てられない子どもの頃のお茶碗など。陶磁器にかぎらず、ガラスでもプラスチックでも素材はなんでも構いません。あなたのお気に入りのうつわを写真に撮ってメールで美術館に送ってください。
展覧会場前に特別コーナーを設けて展示し、本展限定ブログでも紹介します。

応募方法:
デジタルカメラ(携帯電話のカメラでもOK ! )でお気に入りのうつわを撮影して、E-mailにて福岡県立美術館 学芸課(fpart-g(アット)lime.ocn.ne.jp *(アット)は@)にお送りください。サイズは最大2Mまで。応募の際には、①お名前(ニックネームやイニシャルでもOK ! ) ②うつわの名称や説明 ③お気に入りの理由や思い出 をお知らせください。



2010年10月29日金曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その14

今回はつる姫さんからの投稿です。ありがとうございます。

≪つる姫さんのお気に入り≫

李朝陶器の素朴さや力強さに大事にしている、田川の伊藤明美さんの「耳杯(じはい)」です。
「耳杯」とはいえ、このうつわのそれは、小さなふたつの手のひらのよう。で、ひらひら羽ばたいていくかのよう。
両手で包み込むように持つと、うつわと手をつないだ感じがするところが好きです。」


うつわと「手をつなぐ」なんて、ステキですね。まさしく、いとおしいやきもの!

2010年10月28日木曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その13

恒例の「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」です。

投稿くださったのは、ともこさん。やきものがとてもお好きだそうで、小鹿田で本展のチラシを発見してくださったそうです。

≪ともこさんのお気に入り≫


「ケンジントンポタリーズとか何とか…のマグカップ。10年近く経つと思いますが、姉からの誕生日プレゼントです。
いちご柄が妙に素朴で大好きです。たくさんマグカップを持っていますが結局これを使っている気がします。
以前入院したときもこのいちごマグを連れていったくらい愛用しています。」


日本ではちょっと見ないような、ワイルドな(?)いちご柄ですね。元気をもらえそうです。病院に「連れていった」気持ちが分かるような気がします。

2010年10月27日水曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その12

お気に入りのうつわ、ついにどんぴしゃの小石原焼をご紹介します。

投稿くださったのは、みっちゃんさん。

≪みっちゃんさんのお気に入り≫

「実家から譲り受けて愛用している小石原焼です。直径26センチでちょっと大きめ。5枚あったけれど割れてしまって残った2枚です。休日のブランチに夫とのんび~り、何げない食べ物を素朴で美味しそぉ~に包み込んでくれます。胃袋と心が満たされる感じです。」


ゆったりとした時間が流れているかんじがいいですね。胃袋も心も満タンに!

2010年10月25日月曜日

裏(?)見どころ、もろもろ

小石原焼と小鹿田焼に惚れぼれしてもらうのが一番なんですが、この展覧会の見どころは、やきもの以外にもあったりします。

題して、裏見どころ。

そのひとつが、会場で流している30分ほどのDVDです。

これは、Marty Grossというカナダの映像作家が1976年に撮影したドキュメンタリーで、当時の小石原と小鹿田が収められています。題して、「Potters at Work」。

技法の解説や歴史の紹介などは一切なく、2つの里の陶工がやきものをつくり、生活している様子が淡々と流れています。しかし、だからこそ、いい。

黙々と轆轤を挽く陶工の姿や、小鹿田の里に響き渡る唐臼の音、急な夕立にあわてて外のやきものを中にしまいこむ家族総出の作業。ちょっとだけ見るつもりで席に着いたはずが、気づけばしっかりと30分見終っていた、というのもうなづけます。

ちなみに映像におさめられている陶工は、小石原では太田熊雄さん、小鹿田では坂本茂木さん。ともに名工と謳われた方です。そして、ふたりの手さばきだけでなく、家族一丸となってやきものづくりに勤しむ様子も良く分かります。

さらに、裏見どころその2。

それは、お茶碗がズラリと並べられた、その長い一枚板です。

長さ4メートル、重さ120キロのこの杉の板は、美術館の作品搬入エレベータに乗らず、美術輸送業者さんたちと階段をえっちらおっちらと運んだわけですが、「ほ~、この板、いいいねえ」との声が続出。

今回、企画にも協力いただき、会場施工も請け負っていただいた坂崎隆一さんの提案により実現しました。

写真に写っている木製のキャプションもまた坂崎さんの提案。

展示台やキャプションは、展示作品を主役とするならしょせん脇役ではありますが、しかし名脇役は主役を食うくらいの存在感を放ち、展覧会という場の印象さえ大きく左右することがあります。

唐臼の音や鳥の鳴き声がかすかに響き、天然の木が随所に横たわる空間。そこに土からできたやきものが居並ぶ。ほっこりできないはずがありません。長い方では会場に2,3時間も滞在してくださる方もおられます。

みなさんもぜひ、ご来場ください。お待ちしています。

2010年10月24日日曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その11

本日あいにくの雨。けれど、おうちでゆっくりと過ごすには心地いい雨音でしょう。お気に入りのカップにコーヒーでもいれて。

ということで、「あなたのお気に入りのうつわをみせてください。」 今回はちえさんからの投稿です。

≪ちえさんのお気に入り≫

5〜6歳の頃から毎朝使ってました。
1974年生まれのキティちゃんは私の3つ歳下で、一緒に成長していった幼なじみみたいな感覚です。棒キャンディや瓶入りレモンがとてもお洒落に見え、よくうっとりとお絵かき帳に描き写していました。
40歳間近の今も、大のお気に入りです。」


成長をともにした「幼なじみ」。すてきですね。使うたびに思い出のなかを自由に旅できる、そんなタイムマシンであるのかもしれません。

2010年10月22日金曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その10

今回はMIDOさんから投稿いただいたお気に入りのうつわをご紹介します。朝鮮唐津の小皿だそうです。

MIDOさんのお気に入り≫

「宮地獄神社を散策中に出張販売に来られてたうつわ屋さんから購入したものです。滝つぼに落ちるような釉に一目惚れして購入。ケーキを乗せると素敵ですよ!」


なにかが宿っていそうなオーラがむんむん。そこにケーキというのが、MIDOさん流でしょうか。

2010年10月21日木曜日

西日本新聞に紹介記事が掲載

10月21日の西日本新聞(朝刊)に本展の紹介記事を掲載していただきました。担当学芸員の竹口が執筆しております。

新聞紙上でご覧いただいた方もいらっしゃるかと思いますが、まだご覧になっていない方のために、ブログにアップしました。

会場の様子はもちろんのこと、担当学芸員の顔もあわせてお楽しみください。笑



【テキスト全文】

展覧会の開催を目前に控え、チラシが皆さんの手元にようやく届きだした頃、私のもとにはさまざまな感想が届きました。「お菓子の包み紙のようでかわいいですね」「秋らしく、落ち着いた色がステキですね」という多数派から、「インクの匂いがいいですね」「『いとおしいやきものたち』を『おいしいやきいもたち』と読んじゃいました」という少数派まで、ともかくリアクションは絶大でした。
109日から開催している「小石原焼と小鹿田焼 いとおしいやきものたち」。この展覧会のためのチラシ、会場配布リーフレットはともに博多区須崎町に事務所を構えるCalamari Inc.がデザインしてくれました。小石原と小鹿田への調査にも同行した彼らが最初に出した案は「包装紙のようなチラシを」「コースターのようなリーフレットを」というものでした。私はその提案をとても面白いと即座に賛同し、印刷物が出来上がるにいたったのです。

福岡にお住まいの方なら小石原焼にはなじみが深いかもしれません。朝倉郡東峰村の小石原に50軒程の窯が集まり、17世紀からの伝統を受けつぎながら現代の暮らしに映える器をつくっています。一方小鹿田焼は、全国的な知名度はとても高いのですが、福岡では案外知られていないようです。しかし、じつは小石原焼とは兄弟窯。大分県日田市小鹿田の集落からすこし離れた山間の里に10軒の窯がぎゅっと寄りあい、まるで家族のように共同でやきものづくりを営んでいます。ともに素朴でありながら力強く、愛嬌のあるその姿は、暮らしのなかで使いたくなるいとおしいやきものたちです。
調査を重ねていくなかで印象的な陶工の言葉に出会いました。「きれいにできたやきものは人の暮らしのなかで使われて、割れて、大抵が消えて無くなってしまうものです。しかしそれが私たちの理想とする仕事なのかもしれませんね」 この言葉をいっしょに耳にしたかどうかの記憶はあやふやなのですが、デザイナーもまた暮らしのなかでの用途にこだわりました。

チラシの用途は第一に展覧会の広報ですから、当の展覧会を見終わればもう手元に残しておく必要もありません。しかし、さらに「包装紙」という別の用途を与えることで、それぞれの暮らしのなかで使われたり大事に保存しておかれたりしつつ、いつかその天分を全うすることもありえるでしょう。
デザイナー曰く「わざわざ捨てられるようなものは、もうつくりたくないんです」。いずれ消えて無くなるにしても、いとおしく慈しまれた果てを目指す――これは先の陶工の言葉と同じ方向を見つめているし、「民陶」というものの遺伝子を彼らなりに受け止め、伝えてくれているような気がしています。(福岡県立美術館学芸員 竹口浩司)

2010年10月18日月曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その9

今回は、お酒が大好きなyouyouさんのお気に入りのうつわをご紹介します。

《youyouさんのお気に入り》


「お気に入りのぐいのみを、いくつかならべてみました。手前の緑釉は、小石原の太田熊雄さん作です。釉薬の一部がデロッとはみ出して地面にくっついていますが、そのおおらかなところがいいですね。
さて、今宵はどれで呑もうかな。」



なんとも大人な雰囲気漂うコメントです。きっとぐいのみ以外にもいろいろお持ちなんでしょうね。


***
「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」、まだまだ投稿受付中です。みなさんのお気に入りをぜひ教えてくださいね。

http://fukuokakenbi.blogspot.com/2010/10/blog-post_12.html

2010年10月16日土曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その8

本日より3階では「ゴーゴー・ミッフィー」展がはじまりました。4階で開催中の「小石原焼と小鹿田焼」展とあわせてお楽しみください。

さて、今回はまりさんのお気に入りのうつわをご紹介します。


《まりさんのお気に入り》

このうつわは、夫の手作りです。粘土は萩、釉薬は藁灰だそうです。養護学校で働いているときに、生徒に窯業も教えていたようで、その授業の合間に作ったうつわと聞いています。

夫と結婚して一緒にやってきたうつわ。日常の団欒の中にいつもちょこんと置かれています。」



本格的ですね。うつわのあたたかい色もさることながら、エピソードがじんわり沁みてきます。

2010年10月14日木曜日

増殖中

どこかでご紹介したかと思いますが、今回のチラシは包装紙をイメージしています。

ということで、会場では日々、チラシの活用例が増殖しております。

たとえば、、、

オーソドックスにブックカバー(ノートカバー)。




















たとえば、、、


短冊にして展覧会特製コースター(型リーフレット)を束ねてみたり。このコースターは6枚一組。ご来場の方全員に差し上げております。



















さらに、たとえば、、、

どうですか?、この力作!、の告知ボード(コースターがベースなので小さいですが)。

切って、貼って、書いて、美術館スタッフがワークショップをお知らせしてくれています。
















という具合に、展覧会にみんなのいとおしさがどんどん注入されています。

あ、ワークショップはまだまだ予約受付中です!

2010年10月13日水曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その7

今回は水月 葉さんのお気に入りのうつわです。ガラスのうつわは、はじめてですね。

≪水月 葉さんのお気に入り≫

「ベネチアングラスかな?  70年代はじめに天神ビルにあの《サンビーム》がオープンした時、かけつけた人々にこのデザインのタンブラーがプレゼントされました。ものすごいビームでした。数年前、あの《レイメイ》でめぐりあいました。おんなじ模様。宝物。使ってます。」


サンビームもレイメイも、婦人服や舶来品を扱う、知る人ぞ知るお店です(よね?、たしか)

このオーラ、飲むのはやっぱりワインでしょうか。


水月さんのこのタンブラーのように、陶磁器以外のうつわも大歓迎です。キャラクター付きのかわいいうつわなんかもOK。気軽にどしどし、ご応募ください!

2010年10月12日火曜日

イベントいろいろ

展覧会が9日にオープンし、10日は「やきものトーク」(展示解説)が行われました。

10名ほどの方にご参加いただき、中には秋田から旅行に来られた方もいらっしゃったりして、なかなかに盛り上がった50分間でした。

会期中には、トークがあと3回あって、ワークショップ(事前予約)もあります。「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」もまだまだ募集中です。

以下にイベント情報を載せておきますので、どうぞ思い思いの楽しみ方を見つけてください。


【関連イベントなど】

1)やきものトーク(担当学芸員による見どころ紹介)
日時:1010日(日)、1024日(日)、1113日(土)、1127日(土) いずれも午後2時から40分程度
場所:福岡県立美術館(4階)展示室
参加費:無料(ただし当日の鑑賞券が必要です)

2)ワークショップ「土から生まれるタカラモノ ~光れ!わたしの泥だんご~」
日時:1030日(土)31日(日)の2日間 午後1時~午後4時頃(小雨決行) *2日間とも参加できる方に限ります
集合場所:福岡県立美術館(4階)展覧室入り口
参加費:200
定員:15名(未就学児は保護者同伴)
*参加申込みが必要です

小石原の土から小石原焼が生まれ、小鹿田の土から小鹿田焼が生まれます。では福岡県立美術館周辺の土からはなにが生まれるでしょう? 展覧会をいっしょに見たあと、話したり踊ったり(?)しながら、光る泥だんごづくりに挑戦します。【企画 えふょんず】
*戸外での活動ですから、よごれてもいい服装でご参加ください。

事前申込み:
参加を希望される方は、電話、ファックス、E-Mailにて、福岡県立美術館 学芸課(TEL 092-715-3551 / FAX 092-715-3552 / E-mail fpart-g(アット)lime.ocn.ne.jp *(アット)は@)へお申込みください。お申込みの際は、①参加者氏名 ②電話番号およびファックス番号 をお知らせください。先着順で受付けいたします。

3)図書特集「深くて愉しいやきものの世界」+折り紙コーナー「紙でうつわを折ってみよう!」
場所:福岡県立美術館(4階)美術図書室

4)関連展示「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」
毎朝コーヒーを飲むカップ、旅の思い出に買ったお皿、捨てられない子どもの頃のお茶碗など。陶磁器にかぎらず、ガラスでもプラスチックでも素材はなんでも構いません。あなたのお気に入りのうつわを写真に撮ってメールで美術館に送ってください。
展覧会場前に特別コーナーを設けて展示し、本展限定ブログでも紹介します。

応募方法:
デジタルカメラ(携帯電話のカメラでもOK ! )でお気に入りのうつわを撮影して、E-mailにて福岡県立美術館 学芸課(fpart-g(アット)lime.ocn.ne.jp *(アット)は@)にお送りください。サイズは最大2Mまで。応募の際には、①お名前(ニックネームやイニシャルでもOK ! ) ②うつわの名称や説明 ③お気に入りの理由や思い出 をお知らせください。

2010年10月10日日曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その6

昨日、展覧会が無事オープンしました。

初日からたくさんの方にご来場いただき、担当も胸をなでおろしているようです。ありがとうございました。

しかし、展覧会はこれからが本番です。展示室に作品は並んでいますが、それが展覧会と「なる」かどうかは、来場者の方がいらしてくださって、楽しんでくださってはじめてかなうことです。

みなさんのご来場をお待ちしています。


***

さて、恒例の「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」です。

今回は坂ノ上奈三子さんのお気に入り。

坂ノ上奈三子さんのお気に入りのうつわ》


 白磁フリーカップ阿部眞士さんの窯(北九州市『祐工窯』)で求められたそうです。

「湯呑みは陶器だった私にとっての、初めての磁器のマイカップです。緑茶を初めてこのうつわで飲んだ時、緑茶は緑色なんだなぁと感動しました。」


日常に感動をもたらしてくれたうつわ。これはもう、一生ものですね。

2010年10月6日水曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その5

展覧会オープンまでいよいよ秒読み。10月9日(土)をみなさん、どうぞお楽しみに。

さて恒例の「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」です。


≪ともこさんのお気に入り≫

写真では大きさが分からないかもしれませんが、これ、どんぶりだそうです。

「この器は私が一人暮らしを始めた時によく泊まりにきていた友達が宿泊のお礼??としてくれたどんぶりです。
その子は大学で窯芸を専攻しているのでこの器は実は手作りです(≧∇≦)
私のために作ってくれた作品の1つなのでこれからも大事に使っていきたいなと思ってます(^∀^*)」


うどん、ラーメン、どんぶり飯、、、なんにでも合いそうな、懐深いうつわですね。時間をかけて、ゆっくりと育ててみてください。

2010年10月1日金曜日

「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」その4

だんだんと展覧会オープンが迫ってまいりました。担当者は作品集荷に日々奔走しているようです。

みなさま、109日をおたのしみに。


≪みなみさんのお気に入りのうつわ≫

さて今回も、お気に入りのうつわを見せていただきます。

みなみさんのお気に入りです。

写真は、みなみさんの大学の先輩が作られた陶器のコップだそうです。

500円で売られていて初めて自分のために買ったコップです。自分の空間の中にあってもとても自然にそこにあって心地良く一緒にいられるので気にいってますと、お気に入りの理由を教えてくださいました。


マイ・ファースト・カップ。いいですね。

みなさんの「はじめてのやきもの」はどんなものですか?

引きつづき「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」続行中ですので、fpart-g(アット)lime.ocn.ne.jp (*アットは@)まで。


***
特別企画「あなたのお気に入りのうつわを見せてください。」

毎朝コーヒーを飲むカップ、旅の思い出に買ったお皿、捨てられない子どもの頃のお茶碗など。陶磁器にかぎらず、ガラスでもプラスチックでも素材はなんでも構いません。あなたのお気に入りのうつわを写真に撮ってメールで美術館に送ってください。

●展覧会場前に特別コーナーを設けて展示し、本展限定ブログでも紹介します。

【応募方法】デジタルカメラ(携帯電話のカメラでもOK ! )でお気に入りのうつわを撮影して、E-mailにて福岡県立美術館 学芸課(fpart-g(アット)lime.ocn.ne.jp *(アット)は@)にお送りください。サイズは最大Mまで。応募の際には、1)お名前(ニックネームやイニシャルでもOK ! ) 2)うつわの名称や説明 3)お気に入りの理由や思い出 をお知らせください。