2011年12月8日木曜日

「木彫の系譜」展の出品作品

こんにちは、福岡県立美術館ブログ担当のYです。
おかげさまで福岡県立美術館の4階展示室では、木彫の系譜展が好評開催中です。
前回のブログでお知らせしたとおり、このコレクション展は、福岡が生んだ彫刻家である山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳の彫刻作品を中心にご紹介する展覧会です。後半部には、油彩画、日本画なども展示されている、とても盛りだくさんの展示内容になっています。

コレクション展では一体どんな作品が見られるのだろう…と気になるアナタのために、今日は展覧会の出品作家、出品作品を一挙にご紹介します。


Ⅰ 特集:木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に
  
  山崎朝雲《土部》1916
      《力角之宿禰》1926
         《聖観世音菩薩像》1930  寄託作品
         《鳩杖》1932
            《扁額「聖観世音」》1943 寄託作品

    冨永朝堂《初歩手板彫》1915-1916
         《雪山の女(ヒマラヤの女)1924(1985年鋳造)
            《踊女》1933(1985年鋳造)
            《女子円盤》1934(1985年鋳造)
            《武者》1936
            《潮満瓊》1940(1985年鋳造)
            《迦陵頻伽の夢》1947頃
         《女》1950
            《鷺》1951
         《人身柱》1952
         《首》1957
         《天の川》1958
         《天の御柱》1960
         《阿蘇の神舞》1963
         《二河白道》1966
         《群像》1969
         《歩く()1970
         《卑弥呼》1971(1985年鋳造)

   豊福知徳 《構成》1962-1973
         《継続》1973
         《レリーフ黒Ⅱ》1975
            《横たわる構成 白21977

Ⅱ 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳ゆかりの彫刻家たち
  
  早川朝洋 《みいくさ人と児》1942 寄託作品
  北原鹿次郎《男の首》年代不詳
   安永良徳 《穣り》1940
         《1956年作品第211956
         《裸婦立像》年代不詳
   山崎秀雄 《カメラ・ファン》1939 寄託作品
  小田部泰久《どっこいしょ》1971

 Ⅲ 福岡県立美術館の優品から

 【日本画】
   阿部春峰《紅梅鵯図》年代不詳
   水上泰生《竹林遊鶏図》1912-1926
   吉村忠夫《天平美人図》年代不詳
 
 【洋画】
    中村不折  《裸婦》1904
   吉田博    《雲表》1909
    坂本繁二郎《能面》1955
           《鋏》1964 寄託作品
  高島野十郎《蝋燭》1912-1925
           《傷を負った自画像》1914
              《煙草を手にした自画像》年代不詳
              《割れた皿》1958
              《睡蓮》1975
    児島善三郎《梳る女》1926
           《サンルームの見える裸体》1931  寄託作品
           《自画像》193651 寄託作品
    古賀春江  《竹薮》1920
    中村研一  《裸体》1952
    山喜多二郎太《はる》1962
    中村琢二  《波勝崎》1973 寄託作品
  伊藤研之  《風景》1976
    宇治山哲平《古稀自像》1981
    坂本善三  《連帯》1967,1980
  山田栄二  《赤い自画像》1945-1953
    野見山暁治《自画像》1946
  藤田吉香  《男》1998 寄託作品
    松本英一郎《自画像》年代不詳
              《風景No.41981



ご覧になりたい作家や作品はありましたか?
今回のコレクション展では彫刻を特集していますが、そのほかにも、高島野十郎や坂本繁二郎、児島善三郎、古賀春江など、福岡県立美術館を代表する作品を多数展示いたしております。
なお、毎週土曜日の14時より、当館学芸員によるギャラリートークも開催されます。スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしています。


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2011コレクション展Ⅲ 特集 木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に

会期=2011122()2012126()
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4
時間=午前10時~午後6(入場は午後530分まで)
観覧料=一般300(200)、高大生140(100)、小中生60(50)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200)
*次の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年12月5日月曜日

「木彫の系譜」展、オープンしました。

こんにちは、福岡県立美術館ブログ担当のYです。
1127日まで開催されていた「太宰府の美術」展も無事に閉幕しました。
会場まで足を運んでくださったみなさま、どうもありがとうございました。

さて、太宰府の美術展の閉幕もつかのま、2011年の最後を飾るコレクション展「木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に」122日からはじまりました。



明治期以降の福岡県では、日本木彫界の重鎮である山崎朝雲を筆頭に、数多くの彫刻家を輩出しています。
そこで今回のコレクション展では、山崎朝雲からその弟子である冨永朝堂、そして豊福知徳へと受け継がれた伝統的な木彫の技と多彩な表現を、福岡県立美術館のコレクションを通してご紹介しようというものです。
展示の前半には、彼ら3人を中心とする30点以上の彫刻作品がずらりと並び、迫力に満ちた壮観な空間になっています。

そのほか、コレクション展の後半では、高島野十郎や坂本繁次郎、児島善三郎らの油彩画なども展示しているとても盛りだくさんの展覧会です。

このコレクション展の内容や見どころについては、これからこのブログで少しずつお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに。

また、「木彫の系譜」展に関しては、毎週土曜日の14時から、当館学芸員によるギャラリートークが開催されます。
みなさまお誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。



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2011コレクション展Ⅲ 特集 木彫の系譜 山崎朝雲、冨永朝堂、豊福知徳を中心に

会期=2011122()2012126()
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4
時間=午前10時~午後6(入場は午後530分まで)


観覧料=一般300(200)、高大生140(100)、小中生60(50)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200)
*次の方々は無料=身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下




2011年11月10日木曜日

展覧会も折り返し地点をむかえました。

こんにちは。福岡県立美術館ブログ担当のYです。

急に秋も深まり、今日はとても寒い一日になりましたね。
いつもブログやツィッターを見てくださってるみなさん、どうもありがとうございます。

福岡県立美術館4階で開催中の「太宰府の美術展」も、おかげさまで折り返し地点をむかえました。

そこで今日は、会場内の様子をちょっとだけお見せしたいと思います!


会場入り口では、5歳のときの菅原道真の姿を形作ったとされる冨永朝堂の彫刻がおでむかえ。 展覧会のはじまりです。
吉嗣家の作品がずらりとならぶ展示ケース。

このブログの背景にしている、吉嗣拝山の「山水図」が見えますね。
事故で右手を失った後も、自ら「左手拝山(さしゅはいざん)」と称して、左手一本で絵の道を極めた吉嗣拝山の心意気を感じていただければ幸いです。
そしてその隣には、萱島家の作品。



ところで、神社と言えば、太宰府天満宮と言えば、絵馬ですよね。
会場でも、絵馬の形をした紙に太宰府の思い出や願い事を書いていただくコーナーを用意しています。
デートの思い出、家族そろっての初詣で、受験の時に合格祈願したことなど、太宰府にはいろいろな思い出をお持ちの方が多く、それだけ福岡において、太宰府という場所がいかに深くまで根付いているかを感じずにはいられません。
最初はぽつぽつとしかなくてちょっぴりさみしかったのですが、いつの間にか壁一面にいっぱいとなりました。


まだ展覧会を見てないというそこのアナタ!!!
太宰府の美術展は11月27日(日)まで好評開催中ですので、ぜひ、ぜひ、おいでくださいね。
きっと太宰府のことがもっと好きになれるはずです。

また、前回のブログでお知らせしたとおり、今週末の11月13日(日)と、来週末の11月19日(土)の14時からは、本展の担当者である魚里洋一学芸課長によるギャラリートークも開催されます。
こちらもあわせてご参加ください。

スタッフ一同、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

2011年10月18日火曜日

【イベント情報】ギャラリートークを開催します。

「太宰府の美術」展の関連イベントとして、ギャラリートークを開催します。

本展の企画を担当した魚里洋一学芸課長が、展覧会の見どころ、楽しみどころ、裏話などをわかりやすくお話しします。

みなさまお誘いあわせのうえ、ふるってご参加くださいね。


【日時】
  (1)10月23日(日)
  (2)10月29日(土)
  (3)11月13日(日)
  (4)11月19日(土)  
    *いずれも、午後2時から40分程度

【参加費】
  無料。ただし、当日の入場券が必要です。

【場所】
  福岡県立美術館 4階 展覧会場にて


多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしています!!



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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年10月17日月曜日

太宰府美術散歩を開催しました。

昨日、10月16日、太宰府の美術展の関連イベントとして、「太宰府美術散歩」が行われました。

数日間天気が悪かったので心配でしたが、当日は見事に晴れ。

すずしい風がふく心地よい秋空の下、NPO法人「歩かんね太宰府」さんのご協力をいただき、スタッフを含め総勢約20名で古都太宰府の街を歩きました。
 
写真はNPO法人「歩かんね太宰府」のスタッフさんたち。
 太宰府政庁跡に建つ太宰府展示館の前に午後1時に集合しました。

そしてまずは、太宰府の美術展でも作品を紹介している冨永朝堂のアトリエである「吐月叢」へ。


ゆっくり作品を見ながら、「歩かんね太宰府」のスタッフさんからお話をうかがったのちは、ゴールの太宰府天満宮を目指して歩きました。

「歩かんね太宰府」のスタッフさんが、行程のところどころで、その場所のことや、歴史の話をしてくださいました。


観世音寺のあたりをぬけると、満開に開いたコスモス畑もあり、秋空に彩りを添えていました。


さらに歩き続けること約1時間、太宰府天満宮に到着しました。

太宰府天満宮境内に安置されている冨永朝堂の《御神牛》(昭和60年)

参拝を済ませた後には、太宰府天満宮の絵馬堂へ。そこには太宰府の美術展の出品作家である斎藤秋圃、吉嗣鼓山、萱島秀峰をはじめとして、多くの絵馬が奉納されています。

なかには、マイケル・リンによるとても現代的な絵馬も。

絵馬堂にて。左上に見えるのがマイケル・リンの絵馬(2009年)
 その後、太宰府天満宮宝物殿で常設展示と、これまた太宰府の美術展の出品作家である豊福知徳の彫刻展を鑑賞しました。

すべての予定が終わったのが午後4時過ぎ。
3時間も歩き続けたことをほとんど感じさせないくらい充実した一日でした。

イベントに参加してくださったみなさま、スタッフとしてご協力いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

「太宰府の美術」展、ひきつづき開催中です。

スタッフ一同、みなさまのお越しを心からお待ちしています。


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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年10月14日金曜日

太宰府の美術展、好評開催中です。

「太宰府の美術展」、おかげさまで現在好評開催中です。

そこで今回は、展覧会のことと楽しみ方について、お知らせしようと思います。

さて、先日のブログで、すごろくの形をしたかわいらしいチラシを紹介したことをおぼえてますか?
しかし、すごろくになっているのは、チラシだけではありません。

なんと、この展覧会もすごろく仕立てになってるんですよ。
というのも、展示会場をすごろくのように見たてて、

 ■振出し 「さいふまいり」に出かけましょう
   
 ■1 斎藤秋圃 多彩な経歴と作品
    →斎藤秋圃(さいとう・しゅうほ)
 
 ■2 吉嗣家 迫力ある詩書と水墨画
    →吉嗣梅仙(よしつぐ・ばいせん)、吉嗣拝山(よしつぐ・はいざん)、吉嗣鼓山(よしつぐ・こざん)
 
 ■3 萱島家 花鳥画や歴史画の名手たち
    →萱島秀山(かやしま・しゅうざん)、萱島秀岳(かやしま・しゅうがく)、
     萱島秀峰(かやしま・しゅうほう)
 
 ■4 書家・宮小路浩潮と他の絵師たち
    →宮小路浩潮(みやこうじ・こうちょう)、大城谷桂樵(おおぎたに・けいしょう)、
     藤瀬冠邨(ふじせ・かんそん)、入江之介(いりえ・しかい)
 
 ■5 冨永朝堂 冴えわたる木彫のわざ
    →冨永朝堂(とみなが・ちょうどう)
  
 ■6 冨永朝堂の後継者たち 弟子と筑紫美術協会
   →豊福知徳(とよふく・とものり)、小田部泰久(こたべ・やすひさ)、
    小野茂明(おの・しげあき)、二科十朗(にしな・じゅうろう)、足達襄(あだち・じょう) 

 ■上がり 天神様の御前へ

というように、振出しから上がりまで、合わせて8つのコーナーに分けて展示しているんですよ。

太宰府が誇る作家たちによる、屏風や絵巻、軸物、書から油絵、彫刻、写真に至るまで、様々な作品がところせましと並んでいます。


また、会場の中には、作品とみなさまの「つなぎ手」としてのお仕事をする「ハンズさん」というスタッフがいます。
作品解説をしたり、楽しい見方を提案したりと、とってもフレンドリーに話かけてきますよ。
ハンズさんとおしゃべりをしながら作品を見ると、思わぬ発見があったりして、ひとりで見るのとはちょっとちがう楽しい体験ができるはずです。



太宰府の美術展には、まだまだお楽しみポイントがあります。

なんと、会場の中ですごろく遊びができます!!



しかも会場に来てくださった方には、こんなに素敵なおみやげが!


これは、実際に展示されている作品の絵はがきなんですけど、よーく見ていただけばおわかりのように、この絵はがきを切ると、すごろく用のサイコロとコマができあがるんです。


なので、展覧会に来ていただいて、チラシと絵はがきの両方をゲットすれば、みなさんのおうちでもすごろく遊びが楽しめますよ。



太宰府の美術展、まだまだ続きます。

スタッフ、ハンズさん一同、みなさまのご来場を心からお待ちしております。


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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年10月3日月曜日

「太宰府美術散歩」の参加者を募集しています

「郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術展の開幕も、いよいよ今週10月8日土曜日にせまってきました。

この展覧会は、江戸時代以降、太宰府天満宮の門前町として栄え、独特の文化が花開いた“太宰府”という場所に注目して、そこで織りなされた美術をご紹介するものです。

そこで、展覧会をより深く味わってもらうために、関連イベントを行います。

その名も、「太宰府美術散歩」

このイベントは、NPO法人「歩かんね太宰府」にご協力いただいて、展覧会の出品作家でもある彫刻家の冨永朝堂氏のアトリエ、太宰府天満宮の絵馬堂、宝物館などをめぐるというものです。
福岡県立美術館学芸員も同行いたします。

太宰府のまちを歩きながら、その街並みや雰囲気を肌で感じることで、展覧会もより一層楽しめること間違いありません。

すがすがしい秋の一日に、古都太宰府でまち歩きを楽しみませんか?


「太宰府美術散歩」
  【日時】2011年10月16日(日) 午後1時~4時頃まで
  【集合】大宰府展示館前(大宰府政庁跡の東隣)
  【解散】太宰府天満宮
  【人数】20名様まで
  【参加費】1人500円(傷害保険料込み)
         なお、宝物館入場料(300円)や雨天時のバス運賃(100円)などは別途
        負担をお願い致します。
        また、参加者には「太宰府の美術展」の招待券をプレゼントいたします。
 
  【申込方法】
   福岡県立学芸課まで、電話かFAXまたはE-mailで、
   ①参加者のお名前、②ご連絡先(住所、電話、FAX、E-mail)、③年齢をお知らせください。

  【問い合わせ・お申込先】
    福岡県立美術館学芸課
     電話:092-715-3551
     Fax  :092-715-3552
     E-mail:fpart-g@lime.ocn.ne.jp


みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
もちろん、展覧会にもおいでくださいね。

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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年9月23日金曜日

チラシできました

ぼちぼちと街中でも見かけるようになりました、まもなく開催する自主企画展「郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術」展のチラシ。

ちまたでは「かわいらしい!」「太宰府の参道にも合いそう」「梅ケ枝餅を思い出す」と大好評。今回のこのチラシをデザインしてくださったのはMohri Design の毛利清隆さん。

ケンビフリーク(?)の方はひょっとしたら覚えてくださったいるかもしれませんが、3年前に開催した「ぼくの久留米絣ものがたり」展のチラシなども手掛けてくださったデザイナーさんです。

さてさてこのチラシ、じつはちょっとした仕掛けがあります。

ばばーん! 開きます。


だけではなく、よく見ると、両面すごろく風になってます。

「あれ? でも、、、」と気付かれた方もいらっしゃるでしょう。そう、すごろくやるにはコマが必要ですね。

ご安心ください。「コマは自分でつくってね」なんて無粋なことは申しません。

なんと、展覧会場に来てくださった方には無料で、これも毛利さんデザインのコマを差し上げることになっております。

ぜひお楽しみに!

展覧会、まもなくオープンいたします。


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郷土の美術をみる・しる・まなぶ vol.3 太宰府の美術

会期=2011年10月8日(土)~11月27日(日)
休館日=月曜日(ただし祝祭日の場合は翌火曜日休館)
会場=福岡県立美術館 4階
時間=午前10時~午後6時(入場は午後5時30分まで)

観覧料=一般300円(200円)、高大生140円(100円)、小中生60円(50円)
*( )内は20名以上の団体料金
65歳以上の方は割引料金(200円)
*次の方々は無料=家族の日(11月20日)の入場者全員/身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方およびその介助者/教員引率による児童・生徒およびその教員/会期中土曜日の高校生以下

2011年8月19日金曜日

熊本日日新聞に掲載

展覧会の紹介記事を熊本日日新聞さん(8月15日付け夕刊)に掲載いただきました。

担当の竹口学芸員の文章と、野十郎の作品3点を大きく、しかもフルカラーで! 記事を見て、熊本から足を運んでくださる方がいらっしゃれば、うれしいですね。

ケンビでの展覧会は8月31日まで、石橋の里帰り展は21日までです。

「ティーポットのある静物」制作年不詳

「海辺の秋花」1953年頃(寄託作品)

「蝋燭」制作年不詳(寄託作品)

* クリックすると大きくなります。





2011年8月12日金曜日

ワークショップ終了しました。


10日間にわたって行ったワークショップ「ろうそくの贈りもの」が本日無事終了。

1日2回、計20回のワークショップに参加くださった方は124人。たくさんのご来場、ありがとうございました。

終了記念といたしまして、スタッフの博物館実習生たちによる自作自演、寸劇仕立ての事前説明を動画でアップいたしましょう。


ワークショップ3日目から登場したこの「ろうそく寸劇」。改良と進化を重ね、最終日の午後、千秋楽として行ったものがコレです。

まだまだたどたどしいものではありますが、彼らなりに真剣に、愉しみながら取り組んだたまもの。参加者の気持ちをほぐすと同時に、彼らもまたいろんなことを考え、試し、前進する機会となりました。

ワークショップは参加者に楽しんでもらうことも大切ですが、スタッフがそれを通して成長できる場であることも大切。

美術館や博物館のなかだけで行われるのがワークショップではなく、人生こそが壮大なワークショップなのです。

博物館実習生のみなさん、本当におつかれさまでした。



2011年8月11日木曜日

ろうそく作りませんか

最終日を前日に控え、本日大入り。午前、午後とも予約ですでに満員御礼とあいなりました。

来場者のみなさん、そして忙しく愉しく立ち働いてくれた博物館実習のスタッフのみんな、どうもありがとうございました。

今日は「本日のろうそく名作選」ではなく、会場の雰囲気をすこしご紹介することにします。

思わず作りたくなるミニ看板。正面にはオリジナルキャラの「もくろうくん」。

手前にこんもりあるのは櫨(はぜ)の実。この実から木蝋が生まれます。

湯煎で溶かした木蝋のなかにパラフィン蝋のろうそくをつけます。

クレヨンを削り、今度はやわらかくした蜜蝋に混ぜ込み、色入り蜜蝋をつくります。

あら、だーれ?色入り蜜蝋でこんなフィギュアつくったの。かわいいじゃない!

ということで、ろうそくづくりではなくフィギュアつくりに熱中する子も。

「ろうそくの贈りもの」ですからね。贈りものにはメッセージカードでしょ?

スタッフのお姉さんといっしょにラッピングして、完成。


ワークショップ「ろうそくの贈りもの」、明日が最終日です。明日は午前、午後とも空きがありますので、ぜひご参加ください(念のため事前にご連絡くだされば助かります)。

内容、予約については以下を。








2011年8月10日水曜日

小さな天才たち

ワークショップ「ろうそくの贈りもの」は、スタッフの博物館実習生たちがめきめきスキルを向上させ、ますます愉しい場となっております。

残り2日。なんだかちょっぴりさびしいですね。きっととびきりのワークショップになることでしょう。

本日のナイスショット。

一心不乱に制作中。できあがったろうそくは、、、

ド迫力。燭台まで蜜蝋でデコレートした、アール・ブリュットな(?)ろうそく。あるまじきオーラを放っております。一応、海の思い出だそう。笑 

そして、コレをつくってくれた男の子の、妹がまたすごい。

表。これだけでも十分ですが、裏側からなにやら気になるものがニョキニョキと、、、

ヤシの木!! 度肝を抜かれました。

さらに小さな人(子ども)の快進撃は続きます。

スーパーマリオろうそく。もう「君ら天才やろ!」と叫んでしまいました。

しかし大きい人たちも負けていません。

お母さんと娘さんの作品。ここなちゃんに捧げられたお母さんの愛にもだえる。海水浴姿、かわいい!

そしてトドメ。

おふたりで参加くださった女性。センスと技が光ります。しっとりとキモカワ。

ちなみにキモカワろうそくは、ムンク「叫び」へのオマージュだそうです。あまりの暑さに溶けそうなムンクくん。燭台には「STOP the 温暖化!!」と。ふかい。


最終日12日のみ、参加予約受け付けております(11日は満員御礼)ので、ぜひぜひ。





2011年8月9日火曜日

ろうそく、今日も力作ぞろい

7日目のワークショップ「ろうそくの贈りもの」。本日も力作ぞろいでした。

どうですか、この真剣な表情。生まれた作品は、、、

コレ。色と光にあふれたろうそく。大好きなお母さんにあげるため、がんばってくれました。

姉弟の作品。ど迫力のピカチュウと、しなやかな虹。そして裏を向けると、、、

表をしのぐキャラ満載。お姉ちゃんの虹には雨粒が。

これもまた3Dろうそく。そしてやはり裏を向けると、、、

名前がばば~ん!と。りおちゃん、まなちゃん、ステキなのができたね。

センスが光るおさかなろうそく。しかも光っているのはセンスだけではなく、ろうそくもキラキラ。そして、さらに光るろうそくが出現!

なんてグロッシ―なろうそく。しかもハートにはさらにハートのスパンコールが。ファンシー!

でもじつは、これをつくったのはイケメンの男性。彼女へのプレゼントだそう。やりますなあ。

そして本日の大トリがコチラ。女子高生なかよし3人組。

いろいろ描いてくれた内容は、おじさんには分からないことばかりなんですが(笑)、ずいぶん集中してつくってくれていました。なので最後は「つかれた~」と脱力系。でも、楽しんでくれたみたいで、おじさんもうれしかったです。

ワークショップ、残すところいよいよ3日間です。明日10日、11日の参加予約は定員のため締め切ってしまいましたが、最終日12日(金)は午前、午後とも空いてますので、どうぞ遊びにいらしてください。

ワークショップの内容と申込みについては、下をクリック。













2011年8月7日日曜日

今日のろうそくたち

今日はワークショップ「ろうそくの贈りもの」の6日目。ケンビ夏のワークショップ常連のおじいちゃんをはじめ、どちらかというと大人な雰囲気の一日でした。

その「作品」をすこしご紹介。

妻の誕生日プレゼントに、と楽しんでくださったおじいちゃん。燭台のデザインとも一体化した、心のこもったプレゼントとなりました!

本日唯一の小さな人(お子さん)の作品。表がお花とチョウチョで、裏を向けると、、、

てんとう虫が飛んでいた。よくできていますねー。

男性と女性のさわやかなふたり組。「さわやかde賞」決定!(独断)。ろうそくも燭台も、ちがうデザインなのでどこかシンクロしているのは仲良しだから。

こちらは女性ふたり組。ペンギンとフクロウ、でもともに月夜なのはこちらも仲良しの証だとか。なかなかにアートっぽい仕上がりです。

そのほかにも力作ぞろいばかりでしたが、ご紹介できなかったろうそくたち、ごめんなさいね。

ワークショップ、8日(月)は休館日でお休みですが、9日から再開し、12日まであと4日。ぜひご予約の上、ご参加を。

スタッフの博物館実習生による「ろうそく寸劇」も日々進化してますよー。